かつては、日本の主要鉄道車両メーカーのほとんどが気動車を製造していましたが、1960年代以降大手メーカーは電車製造に重点を置くようになり、メーカーの独占化が進みました。
1970年代以降、日本の気動車の大多数は新潟鐵工所と富士重工業の2社で製造されるようになりました。
しかし、2002年に新潟鐵工所が経営破綻し、さらに富士重工業も鉄道車両製造事業からの実質的撤退を発表しました。
その後、石川島播磨重工業(現IHI)が新潟鐵工所へ出資したことにより新潟トランシス株式会社が設立され、新潟鐵工所と富士重工業2社の鉄道車両製造事業の一部を承継しました。
現在、新潟トランシスの気動車分野における日本国内シェアは約8割に達します。
そのほかのメーカーでは日本車輌製造が近年気動車製造に力を入れていて、1970年代以降製造車両が少なかった私鉄においても納入例が増加しています。
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